2013年5月8日水曜日

2014ジープ・チェロキーをNYショーで発表


ジープ・チェロキーの2014モデルが、NYショーで公開された。
北米では2001年以来リバティに名称を変えていたが、新型からは原点回帰でチェロキーの車名に統一されるようだ。しかし、名前は原点回帰でも、そのスタイリングは、かつてのXJの頃のような、シンプルな直線基調デザインとはかけはなれている。特にフロント周りの造形は奇抜としか言いようがない。一応、セブンスロットのグリルなど、デザインキーとなる部分は踏襲しているものの、全体にアメリカンらしさはなく、親会社であるフィアットの影響を強く意識させるものだ。

エンジンは3.6リッターと3.2リッターの2種類のV6に加え、2.4リッターの直4を用意。3.6リッターV6は271PS、2.4リッター直4は184PSというスペックで、9速ATとの組み合わせがあるようだ。

これらのエンジンはフロントに横置きされ、常時前輪を駆動する。オプションとして3種類の4WDシステムが用意される。まずはもっともベーシックなオンデマンド4WDである「アクティブドライブⅠ」、これに2速の副変速機を加えた「アクティブドライブⅡ」、さらにリアデフロックを加えた「アクティブドライブロック」だ。いずれも燃費向上を目的に、後輪への駆動力を強制的にカットすることができるという。「アクティブドライブⅡ」および「ロック」では、オート、スポーツ、雪、砂/泥などのモードセレクターが備わり、「ロック」にはさらにトラクションコントロールも装備される。

ちなみに、「アクティブドライブロック」をはじめ、リフトアップサスやスキッドプレート、オールテレインタイヤなどをフル装備したオフロード向けの仕様として、「トレイルホーク」という新グレードが設定されるらしい。
「トレイルホーク」にはちょっと惹かれる(何しろ名前がカッコいい)が、この奇抜なデザインを素直にカッコいいと思える日が来るだろうか?




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